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第18回 陰陽レクチャー

撮影の後、テキストは、よりよい内容のため、改訂しています。映像にない解説、見出しなどもございますが、どうぞご了承ください。

今回は、いよいよ〈陰陽〉に踏み込みます。世間では、信用を遠ざける原因にもなっている〈陰陽〉ですが、やはり必要で重要な観点だと考えます。本コースの目的である「健康と美味しい」に非常に役立ちます。
〈陰陽〉は、現代を支配する科学と、ある意味で対極です。しかし、どちらも、私達の生きるこの世界を対象にしているのですから、アプローチが違うだけで、正しいときは、同じ結論に到達します。
そして、誰もが、無意識に「陰陽のバランスをとる」ことは必ず行なっています。
つまり〈陰陽〉はけして特殊なことではなく、むしろ身近で普遍的なことです。それを整理しなおしてみましょう。

〈陰陽〉と対極にある現代科学は、私達に多くのメリットと発展をもたらしました。その有効性や必要を否定するのでは全くありません。しかし一方、どんなことにもマイナス面があり、現代は科学のマイナス面への対処法をもたないように思うのです。そして、〈陰陽〉は科学にすっぽり抜け落ちている面を補完してくれます。
薬の副作用や、栄養学と食の実際などは、その違いが最も際立つところではないでしょうか。

〈陰陽〉のよさは、情報に振り回されず、主体的な判断ができることです。続けて、薬の副作用に代表される、一部にいいようで全体として困る、ではなく、全体的によくしていけます。「何かが手に入らなければだめ」ではなく、俯瞰でとらえられるのも魅力。
理解を深め、「絶対いい絶対悪いものはない」と心から認識できるようになるでしょう。
一方、欠点は、客観的に測れないため主観と思い込みに陥りやすい点です。

しかし人間は誰もが間違います。間違いのなかで成長します。大きな意味で、間違うことも含めて、ご自分や自然を信頼できると思うのです。
〈陰陽〉の目線をもつと、あらゆる存在の共通点と、反対に、それぞれの違うところ・個性に気づき、「評価」から「理解」へと一層すすめるでしょう。

目次

  • 15つの法則
  • 2身近な陰陽
  • 3陰陽と私たちの身体
  • 4食べものの陰陽
  • 5玄米とお味噌汁の陰陽
  • 6おわりに
2019.06.14